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「もり家一門会」開催しました!
店長の村井です。
もり家で修行を積み全国で活躍しているうどん店店主で結成された「もり家一門会」が今年も開催されました!
今回は高松市の中華料理店「楓林」さんで開催させていただきました。
美味しい料理と素晴らしい接客をありがとうございました!どの料理も丁寧に作られていてとても美味しかったです。久しぶりに飲んだ中国茶にとてもほっこりしました。
「もり家一門会」の会長は東京の名店「谷や」店主の谷さん、副会長は香川で今最も勢いのある人気店「おうどん瀬戸晴れ」店主の古賀さんです。谷さんと古賀さんは私の兄弟子でもあり、技術を一から教わった尊敬する手打ちうどん職人です。
今回も昔話で盛り上がったり、近況報告をしたりと、あっという間の時間が流れました。大将も久しぶりの弟子たちとの再会で終始楽しそうでなりよりでした。店主になると自分に何か言ってくれる人がいなくなったり、悩みや葛藤を共有できる人がいなくなったり、孤独感がどうしても付き纏います。そんな中、もり家一門会で大将から助言をもらったり、店主同士で心の内を打ち明け合う時間はとても貴重なものだと感じます。いつか一人前の手打ちうどん職人になって自分の店を持ちたいと、夢を追いかけ続けたあの頃の自分に戻れる唯一の時間かもしれません。
そして私もそうですが、大将に憧れてずっとその背中を追い続けて、今も手打ちを続けている同じ志を持つ仲間がいることに勇気づけられます。
「俺は死ぬまで現役でうどんを打ち続けるから」そんな大将の言葉にみんな襟を正されました笑。
「もり家一門会」のほどんどのメンバーが、今では出会った頃の大将の年齢を超えています。その事実に驚くと同時に、大将の偉大さに改めて気づきますし、当時の大将がどれだけのものを背負っていたかがやっと少しは理解できたりもします。
「社長が現役でうどんを打たれている限り、僕らも絶対にやめられんですね」
思わず自分が発した言葉がそのまま自分に刺さりました。大将の前で「自分の肩書きは手打ちうどん職人です」と言えるまでに私は10年かかりました。しかし、45年近く現役を続けている大将の前で「生涯現役」という言葉はまだとても言うことはできません。ただ、大将が現役でいてくれる限り、その背中を追って自分も精一杯頑張ろうと決意することのできた1日でした。



